404エラーとは?ホームページで起きる原因と正しい対処法
2026/08/10
ホームページ制作の基本404エラーとは?「ページが見つからない」を示すステータス
ホームページを見ていると、
「404 Not Found」
「お探しのページが見つかりません」
という画面が表示されることがあります。
これは、アクセスされたURLに対応するページがサーバー上に存在しないことを示すものです。
Webサーバーは、ブラウザや検索エンジンからアクセスを受けると、「正常に表示できた」「ページが存在しない」などの状態をHTTPステータスコードで返します。
その中で404は「要求されたページが見つからない」状態を示すコードです。
Googleも、すでに削除され、同じ内容の代替ページが存在しない場合には、404または410のステータスコードを返すことを案内しています。つまり、404が表示されること自体が必ずしも異常というわけではありません。
重要なのは、
「なぜ404になっているのか」
「その404を直す必要があるのか」
を判断することです。
404エラーが発生する主な原因
404が発生する原因は一つではありません。
ホームページ運用でよくあるのは、次のケースです。
ページを削除した
ブログ記事やサービスページなどを削除すると、そのURLへアクセスした際に404になります。
ページのURLを変更した
たとえば、
/service-web/
だったURLを、
/web-production/
へ変更したにもかかわらず、旧URLから新URLへの転送設定をしていない場合です。
内部リンクのURLを間違えている
メニューや記事内リンクの入力ミスでも404は発生します。
たとえば、
/service/
へリンクするつもりが、
/servise/
となっているケースです。
リニューアルでURL構造を変更した
ホームページリニューアルでは、サイト構造を整理するためにURLを変更することがあります。
このとき旧URLへの対応をしていないと、検索結果や外部サイトからアクセスしたユーザーが404ページへ到達してしまいます。
外部サイトに古いURLが掲載されている
自社サイトを修正しても、
- ポータルサイト
- SNS
- 過去のプレスリリース
- 他社ブログ
- メディア記事
などに古いURLが残っているケースがあります。
この場合も、旧URLが適切に処理されていなければ404になります。
404エラーがあるとSEOに悪影響?
「404があるとGoogleから評価を下げられるのでは?」
と心配する方も多いでしょう。
しかし、404が存在すること自体を過度に恐れる必要はありません。
ページを削除し、代わりとなるページも存在しないのであれば、404または410を返すのはGoogleが案内している正しい処理です。
問題なのは、本来ユーザーに見せるべきページが404になっているケースです。
たとえば、
- 検索結果に表示されている重要ページが404
- サイト内のメニューから404へリンクしている
- 外部サイトから多くリンクされているページを削除した
- リニューアル後に旧ページが大量に404になった
といった状態です。
この場合、検索エンジン以前に、ユーザーが必要な情報へ到達できません。
したがって404対策では、
「404をゼロにする」
のではなく、
「ユーザーが本来到達すべきページを404にしない」
という考え方が重要です。
404のままで問題ないケース・修正すべきケース
404を見つけたからといって、すべてリダイレクトすればいいわけではありません。
ページの状態によって対応を変えます。
削除して代替ページがない→404または410
たとえば、
- 終了したキャンペーン
- 廃止したサービス
- 古くなり完全に不要になったページ
などで、ユーザーを案内できる代替ページが存在しない場合です。
この場合は、無理に別ページへ転送せず、404または410を返す方法が適切です。
Googleも、削除済みで同様のコンテンツを持つ代替ページがない場合には、404または410を返すことを案内しています。
つまり、
「404=必ず修正しなければならない」
ではありません。
ページを別URLへ移動した→301リダイレクト
ページそのものは残っているものの、URLだけ変更した場合は対応が変わります。
たとえば、
旧URL:/old-service/
新URL:/service/
へ移動したのであれば、旧URLから新URLへ301リダイレクトを設定します。
Googleも、ページが移動した場合や明確な代替ページが存在する場合には、301によって適切なページへリダイレクトすることを推奨しています。
301リダイレクトによって、
- 古いURLから来たユーザーを新ページへ案内できる
- ページの新しい場所を検索エンジンに伝えられる
というメリットがあります。
URL変更やリンク設定のミス→リンクを修正
単純なリンクミスで404が起きている場合は、リダイレクトではなくリンクそのものを修正するのが基本です。
たとえば、
× /servise/
○ /service/
という間違いであれば、内部リンクを正しいURLへ変更します。
特に確認したいのは、
- グローバルメニュー
- フッターメニュー
- CTA
- ブログ記事内リンク
- バナー
- パンくずリスト
などです。
ユーザーがよく利用する導線ほど、優先して修正しましょう。
注意したい「soft 404」とは?
404対策で知っておきたいのが、soft 404(ソフト404)です。
通常の404では、サーバーが「このページは存在しません」という意味の404ステータスコードを返します。
一方soft 404では、
画面上では「ページがありません」と表示しているのに、サーバーは「200 OK=正常なページです」と返している
といった矛盾が発生しています。
Googleは、存在しないページが200のステータスを返している場合や、メインコンテンツがほとんどないページなどをsoft 404として認識することがあります。該当ページはSearch Consoleのインデックス登録レポートでsoft 404として表示される場合があります。
たとえば、
「商品がありません」
とだけ書かれているのに、正常なページとして200を返しているケースです。
soft 404が発生した場合は、
- 本当にページが存在しない→404または410
- 新しいページへ移動した→301
- 本来存在するページ→表示エラーや読み込み問題を修正
というように、ページの状態に合わせて対応します。
ユーザーを離脱させない404ページの作り方
正しい404を返していても、
「404 Not Found」
とだけ表示されているページでは、ユーザーは次に何をすればいいか分かりません。
そこでおすすめなのが、カスタム404ページです。
Googleも、404ページを分かりやすくカスタマイズし、ユーザーが他のコンテンツを探せるようにすることを案内しています。
最低限、次の要素を入れましょう。
ページが見つからないことを明確に伝える
例:
「お探しのページは見つかりませんでした。」
専門用語ではなく、ユーザーに分かりやすい表現にします。
トップページへのリンク
まず戻れる場所を用意します。
👉 トップページへ戻る
主要サービスへのリンク
企業サイトなら、
- サービス一覧
- 料金
- 制作事例
- お問い合わせ
などへ誘導すると、離脱防止につながります。
人気記事・おすすめコンテンツ
オウンドメディアなら、
「よく読まれている記事」
を表示するのも有効です。
Googleも、人気のある記事やホームページへのリンクを404ページに追加する方法を案内しています。
サイト全体とデザインを統一する
突然真っ白なエラー画面になるのではなく、通常ページと同じヘッダー・フッター・デザインを使用します。
ただし重要なのは、見た目を通常ページのようにしても、サーバーは正しく404ステータスコードを返すことです。Googleもカスタム404ページについて、検索エンジンにインデックスされないよう404を返すよう案内しています。
404エラーを見つける方法
404はユーザーから指摘される前に、定期的に確認することが重要です。
Search Consoleを確認する
Google Search Consoleでは、インデックス登録状況などから404やsoft 404に関連する問題を確認できます。
特定URLについて詳しく確認したい場合には、URL検査ツールでGoogleが取得した状態やHTTPレスポンスを確認する方法もあります。Googleもsoft 404やリダイレクトの確認にURL検査ツールを案内しています。
サイト内リンクをチェックする
特に、
- サイトリニューアル後
- URL変更後
- 古い記事を大量に整理した後
はリンク切れが発生しやすくなります。
重要ページから順番に確認しましょう。
GA4で404ページへのアクセスを見る
404ページにアクセス解析を入れておけば、
「実際にユーザーがどのくらい404ページへ到達しているか」
を確認できます。
大量にアクセスされている404があれば、検索結果・外部リンク・内部リンクなど、どこからアクセスされているかを調査することで優先順位を付けやすくなります。
リニューアル時に404を大量発生させないための対策
404対策で特に重要なのが、ホームページリニューアルです。
リニューアルでは、
- URL構造を変更する
- ページを統合する
- 不要ページを削除する
- カテゴリを整理する
といった作業が発生します。
ここで旧URLを整理せず公開すると、検索結果や外部サイトに残っている旧URLからアクセスしたユーザーが404へ到達してしまいます。
リニューアル前に、次のようなURL対応表を作成しておくと安全です。
旧URL → 新URL
例:
/old/service-a/
↓/service/service-a/
移動先が明確なページは301リダイレクトを設定し、完全に廃止して代替ページもないものは404または410として処理します。これはGoogleが現在案内している考え方とも一致します。
また、リダイレクトはGoogleに対して新しい正規URLを伝える強いシグナルの一つとされています。
404対応でよくあるNG例
NG1:404をすべてトップページへ転送する
ページがなくなったからといって、何でもトップページへ飛ばせばいいわけではありません。
ユーザーが探していた内容とトップページが無関係なら、かえって混乱させます。
明確な代替ページがある場合のみ301、ない場合は404または410
と判断するのが基本です。
NG2:削除したページを何でも301する
「SEO評価を失いたくない」という理由だけで、無関係なページへリダイレクトするのもおすすめできません。
サービスAの記事を、内容がまったく違うサービスBへ転送しても、ユーザーの検索意図を満たせないからです。
NG3:見た目だけ404にする
「ページがありません」と表示しているのに200 OKを返していると、soft 404として扱われる可能性があります。
カスタム404ページを作る場合も、HTTPステータスコードは正しく404を返す必要があります。
NG4:404を一件見つけるたびに慌てて直す
存在して当然の404もあります。
たとえば、ユーザーがURLを打ち間違えれば、存在しないURLへの404が発生します。
すべてを修正対象にするのではなく、
「本来存在すべきURLか?」
「ユーザーが実際にアクセスしているか?」
「代替ページがあるか?」
で優先順位を判断しましょう。
404エラー改善チェックリスト
404が見つかったら、次の順番で確認すると判断しやすくなります。
- そのURLは本来存在するページか
- ページを削除したのか、移動したのか
- 代替となるページがあるか
- 代替ページがあるなら301を設定したか
- 代替ページがないなら404または410を返しているか
- 内部リンクから404へリンクしていないか
- Search Consoleで問題を確認したか
- soft 404になっていないか
- 404ページ自体が200を返していないか
- カスタム404ページにトップへの導線があるか
- サービス・記事など関連コンテンツへの導線があるか
- リニューアル時に旧URL→新URLの対応表を作ったか
特に優先すべきなのは、
「検索や内部リンクから多くアクセスされている404」
です。
ユーザーへの影響が大きいものから対応しましょう。
まとめ:404は全部消すのではなく「正しく処理する」
404エラーは、ホームページに存在してはいけないものではありません。
ページを削除し、代替ページも存在しないのであれば、404または410を返すこと自体が正しい対応です。
大切なのは、
- ページがなくなった→404または410
- ページが移動した→301リダイレクト
- リンクを間違えた→リンクを修正
- 正常ページなのにsoft 404→表示・読み込みを修正
- 404ページには次の行動につながる導線を設置
というように、原因ごとに正しく処理することです。
特にホームページリニューアルでは、URL変更による404が大量に発生しないよう、公開前に旧URLと新URLを整理することが重要です。
SEOだけを見るのではなく、
「ユーザーが探している情報へきちんとたどり着けるか」
という視点で404を管理しましょう。
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