更新しても世界観が崩れない|デザインガイドライン(簡易版)の作り方

更新しても世界観が崩れない|デザインガイドライン(簡易版)の作り方

世界観が崩れる原因は“センスの差”ではなく「ルールの欠如」

サイトをリニューアルした直後は整っていたのに、数ヶ月後には「なんかバラバラ…」になる。
これはよくある現象です。

原因は、担当者のセンスではなく、ほぼこれです。

  • 更新時の判断基準がない
  • その場のノリで色・写真・文字が選ばれる
  • UI部品(ボタンや見出し)の形が増殖する

つまり “ルールがないから崩れる” だけです。
逆に言うと、簡易でもガイドラインがあれば、質感は維持できます。


まず結論:ガイドラインは“全部決める”より「崩れる所だけ決める」が正解

いきなりブランドガイドラインを完璧に作ろうとすると、運用できません。
中小企業サイトなら、まずは “崩れやすい箇所だけ” を決めるのが現実的です。

  • 色が増える
  • フォントが増える
  • 余白が詰まる
  • 写真がバラつく
  • ボタンが増える

ここだけ止めれば、世界観は崩れません。


簡易デザインガイドラインで決めるべき最小セット(10項目)

ブランドトーン(3つの形容詞)

まずは言葉で固定します。例:

  • 信頼感/誠実/清潔感
  • 親しみやすい/温かい/安心
  • 先進的/合理的/シャープ

この3語がズレると、デザインもズレます。


カラー(メイン/サブ/アクセント)

色は増えるほど崩れます。
メイン1+サブ1+アクセント1に固定します。

  • メイン:見出しや重要箇所
  • サブ:背景や区切り
  • アクセント:CTAのみ(乱用禁止)

フォント(本文/見出し/英数字)

フォントは増殖しやすい代表格です。
最低限これを決めます。

  • 本文:これ
  • 見出し:これ
  • 英数字:これ(和文と相性が良いもの)

文字サイズと階層(H1/H2/H3/本文)

見出しの大きさがバラバラだと、情報の優先順位が崩れます。
“数値で”固定します。


余白ルール(セクション/カード/段落)

余白は削られがちなので、先に固定します。
例:

  • セクション上下:大
  • カード内:中
  • 段落間:小

写真ルール(色味・明るさ・構図)

写真がバラつくと一気に安っぽくなります。
決めるのはこの3点でOKです。

  • 色味(暖色/寒色)
  • 明るさ(暗い写真は使わない等)
  • 構図(寄り/引きの方針)

アイコン・イラストのルール

線の太さやテイストが混ざると崩れます。

  • 線アイコンで統一/塗りで統一
  • 丸みの有無(角丸)
  • 使う場面(機能説明だけ等)

ボタン(種類・文言・サイズ)

ボタンは増殖すると世界観が崩れます。

  • 主要CTA(1種類)
  • 補助CTA(1種類)

の2種類までに絞ると運用が楽です。


カード・枠線・角丸・影(UI部品)

カードの角丸、影の強さがバラつくのが典型的な崩れポイントです。

  • 角丸:これ
  • 影:これ
  • 枠線:これ(濃さ)

NG例(やってはいけない見せ方)

運用で一番効くのは“禁止集”です。
例:

  • アクセント色を増やす
  • 影を濃くする
  • フォントを追加する
  • 写真の色味が違うものを混ぜる

作り方手順|最短で“運用に耐える”形にする5ステップ

現状サイトから“正解例”を抜き出す

既存の中で「これが良い」をスクショで集めます。
最初はそれで十分です。

ブレやすい要素だけルール化する

色/フォント/余白/写真/ボタン
ここだけ先に決めます。

数値で決める(曖昧さを消す)

「広め」「少し大きめ」だと運用で崩れます。
pxや比率で決めるのが重要です。

更新担当が迷う箇所に“判断基準”を置く

例:

  • 写真を選ぶ基準
  • 強調(太字・色)を使う基準
  • CTA文言の基準

これがあると迷いが減ります。


1枚(または2〜3枚)にまとめて共有する

長い資料は読まれません。
A4 1〜3枚に収めるのが現実的です。


このまま使える簡易テンプレ(コピペ用)

以下を埋めるだけで“最低限のルール”になります。

【トーン】
形容詞:①___ ②___ ③___

【カラー】
メイン:___(用途:___)

サブ:___(用途:___)

アクセント:___(用途:CTAのみ)

【フォント】
本文(和文/欧文):___/___

見出し(和文/欧文):___/___

【文字階層】
H1:___ H2:___ H3:___ 本文:___

【余白】
セクション上下:___

カード内:___

段落間:___

【写真】
色味:___ 明るさ:___ 構図:___

【ボタン】
主要CTA:___(文言例:___)

補助CTA:___(文言例:___)

【UI部品】
角丸:___ 影:___ 枠線:___

【NG】
___

___

___


運用で崩れないコツ|守らせる仕組みの作り方

ガイドラインは作るより、守らせる方が難しいです。
効くのはこれです。

  • 更新前チェック(チェックリスト化)
  • 更新担当が迷う場所に“例”を置く(スクショ)
  • 迷ったら「トーン3語」に立ち返る
  • UI部品を増やすときは“既存から選ぶ”ルールにする

まとめ:簡易ガイドラインがあるだけで“質感”が落ちなくなる

世界観が崩れるのは、センスの問題ではなくルールの問題です。
色・フォント・余白・写真・ボタンを最低限固定した“簡易ガイドライン”があるだけで、更新しても質感が落ちなくなります。


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Refuでは、既存サイトの良い部分をベースに「運用で崩れない簡易ガイドライン」を作り、更新担当が迷わない形に落とし込む支援を行っています。
「更新するたびにバラつく」「統一感を保ちたい」など、まずは気軽にご相談ください。

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