導入事例ページの“見せ方”で受注率が変わる|構成とデザインの型
2026/04/22
デザイン・ブランディング導入事例は「実績の羅列」ではなく“疑似体験”で信頼を作るコンテンツ
導入事例(制作実績)は、多くのサイトで「画像を並べて終わり」になりがちです。
しかし事例の役割は、作品集ではなく “この会社に頼んだらどうなるか”を疑似体験させること です。
ユーザーは事例を見るとき、だいたいこの順で考えています。
- 自分と似た状況の会社はあるか?(自分ごと化)
- ちゃんと成果が出るのか?(安心)
- 他社と何が違うのか?(比較)
- 相談するならどう進む?(次の行動)
この流れに沿って見せると、事例は“営業資料”になります。
まず結論:事例は「自分ごと化→安心→比較→相談」につながる順で見せる
事例ページの設計で最重要なのは、順番です。
見た目を凝る前に、情報の順番を揃えます。
- 自分ごと化:課題が具体
- 安心:施策が分かる/成果が見える
- 比較:一覧で探しやすい
- 相談:CTAが近い
“成果が出る事例ページ”は、ほぼこの型を守っています。
受注につながる事例ページの基本構成(型)
まず結論(成果・変化)を冒頭に置く
冒頭で「この事例で何が変わったか」を一言で。
ユーザーはまず成果を見て、読むか決めます。
例:
- 問い合わせ数が◯倍
- 採用応募が増加
- 資料請求が安定的に獲得
※数字が出せない場合でも「反応の変化」や「定性的な成果」を具体に書くと伝わります。
課題(Before)を具体にする
「課題:集客が弱い」だけだと弱いです。
誰が、何に困っていて、どう困るのかまで具体化します。
例:
- 既存顧客向けの情報しかなく、新規が理解できない
- 料金が不明で問い合わせ前に離脱していた
- 採用ページがなく、応募の導線が分断されていた
施策(What/How)を分かる言葉で整理する
専門用語を並べるより、やったことが想像できる言葉で。
- ページ構成を整理(情報の順番を再設計)
- 導線を改善(事例→サービス→問い合わせ)
- FVとCTAを最適化(押す理由を明確化)
- 写真を刷新(実写中心にして信頼を担保) など
成果(After)を数字/反応で示す
成果は“断定しすぎない”のが重要です。
過度な表現は景品表示法や誇大表示の観点でリスクになります。
安全で強い書き方:
- GA4の数値(期間を明記)
- 問い合わせ件数の変化(期間を明記)
- ユーザー行動(滞在時間・CTAクリックなど)
- 現場の声(問い合わせの質が変わった 等)
お客様の声・担当コメントで不安を消す
事例の最後は「安心の一押し」です。
- お客様のコメント
- 担当者の工夫
- 制作中の進め方(不安が減る情報)
を入れると、相談のハードルが下がります。
次の導線(類似事例・サービス・CTA)で迷わせない
事例は読んだ後が大事です。
必ず次の導線を置きます。
- 類似事例を見る(同業・同目的)
- 対応サービスを見る
- 無料相談する(CTA)
“読み終わったら終わり”にしないのが受注につながります。
デザインの型|信頼感を上げる見せ方(UI/レイアウト)
事例一覧:探しやすさ(業種・目的・タグ)を最優先
事例が増えるほど一覧が弱いと探せません。
おすすめは、最低限この軸でタグを持たせることです。
- 業種(製造/士業/建築/医療など)
- 目的(集客/採用/ブランディングなど)
- 施策(リニューアル/LP/撮影など)
事例詳細:読みやすい順番(カード・余白・強弱)
詳細ページは文章が長くなるので、カードで区切ると読みやすいです。
- 成果(サマリー)
- 課題
- 施策
- 制作ポイント
- お客様の声
- 導線(次の行動)
この順番をカードで区切るだけで“ちゃんとしてる感”が出ます。
画像:Before/Afterと“見せたい箇所”の切り出し
トップ画面のキャプチャだけだと「何が変わったの?」になります。
おすすめは、
- Before/After(可能なら)
- 重要箇所の拡大(FV・CTA・導線など)
をセットで見せることです。
数字の見せ方:成果は“目立たせすぎず”確実に見せる
成果の数字は、派手に煽るより“淡々と”が信頼されます。
数字+期間+指標の定義
を揃えると強いです。
信頼の積み上げ:ロゴ/担当者/プロセスの透明性
可能なら、
- 企業ロゴ(許諾がある場合)
- 担当者名(社内)
- 進行フロー(どんな手順だったか)
を入れると「この会社はちゃんとしてる」が伝わります。
よくあるNG例7つ(受注を逃す事例ページ)
- 何をやったか分からない(画像だけ)
- 課題が抽象的で自分ごと化できない
- 成果がない/曖昧(“改善しました”止まり)
- 事例が探しづらい(一覧が弱い)
- 業種も目的もバラバラで比較できない
- CTAが遠い/次に何をすればいいか分からない
- 守秘義務や表現ルールが曖昧で信頼を落とす
特に成果表現は、事実に基づく/期間を明記を徹底しましょう。
運用のコツ|事例を増やして資産化する方法
事例は増えるほど営業力が上がります。
おすすめは“作る仕組み化”です。
- 納品時に事例化の許諾を取る(掲載範囲も確認)
- ヒアリング項目を固定する(課題・施策・成果)
- 事例の型をテンプレ化して、更新担当が迷わないようにする
このまま使える事例ページテンプレ(コピペ用)
【成果(サマリー)】
____(指標/期間:____)
【課題(Before)】
____
____
【施策(What/How)】
____
____
【制作ポイント】
____(こだわり/工夫)
【お客様の声】
____
【次の導線】
- 類似事例:____
- サービス:____
- CTA:無料相談/問い合わせ
まとめ:事例は“構成×デザイン×導線”で営業力になる
導入事例は、ただ並べるだけでは受注につながりません。
課題→施策→成果の構成で“疑似体験”を作り、探しやすい一覧と迷わせないCTA導線をセットにすると、事例ページは強力な営業コンテンツになります。
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