LPとコーポレートサイトのデザインは何が違う?成果から逆算する設計

LPとコーポレートサイトのデザインは何が違う?成果から逆算する設計

LPとコーポレートサイトを“同じ感覚”で作ると成果が落ちる

LP(ランディングページ)とコーポレートサイトは、どちらもWebサイトですが、目的も役割もまったく別物です。
ここを混同すると、よくある失敗が起きます。

  • LPをコーポレートっぽく作ってしまい、CVが伸びない
  • コーポレートをLPっぽく作ってしまい、信頼が作れない

つまり、デザイン以前に情報設計(構成)と導線の設計思想が違うということです。


まず結論:LPは「1つの行動に集中」、コーポレートは「信頼と全体理解」が目的

最初に目的を一言で分けるとこうなります。

  • LP:1つの行動(CV)を最大化するページ
  • コーポレートサイト:会社・サービス全体の理解と信頼を作る器

この違いだけで、
必要な情報量・見せ方・CTAの置き方が全部変わります。


目的と指標の違い|デザインが変わる根本理由

LPの目的:CV最大化(申し込み・問い合わせ)

LPの評価指標はシンプルです。

  • CV数
  • CVR(コンバージョン率)
  • CPA(広告運用なら獲得単価)

LPは「読ませる」よりも、迷いを消して押させることが仕事です。


コーポレートサイトの目的:信頼形成と比較検討の補助

コーポレートサイトの指標は複合的です。

  • 指名検索(会社名での検索)
  • 問い合わせの質(成約につながるか)
  • 回遊(サービス→実績→料金→FAQ→問い合わせ)
  • 採用や協業など“複数の目的”の達成

コーポレートは「1発で押させる」ではなく、比較検討に耐える情報の器が必要です。


“良いデザイン”の定義がそもそも違う

  • LPの良いデザイン:CVしやすい(迷わない・刺さる・不安が消える)
  • コーポレートの良いデザイン:信頼できる(整理されている・情報が揃う・ブレない)

同じ“かっこよさ”を目指すとズレます。


構成(情報設計)の違い|どこまで見せるかが変わる

LP:縦長1本道で「不安→納得→行動」を潰す

LPは基本、縦スクロールの1本道です。
おすすめの王道構成はこれです。

(LP構成テンプレ)

  • 誰のどんな悩みを解決するか(結論)
  • ベネフィット(得られる未来)
  • 根拠(実績・数字・事例)
  • サービス説明(中身・特徴)
  • 不安解消(料金・FAQ・保証・導入の流れ)
  • CTA(申し込み/問い合わせ)

LPは「抜け漏れがあると最後に不安で離脱する」ので、不安を先回りして潰す順番が命です。


コーポレート:回遊前提で「迷わない導線」を作る

コーポレートサイトは、ユーザーが
トップ→サービス→実績→料金→FAQ→問い合わせのように、行ったり来たりします。
だから必要なのは、縦長の説得よりも

  • 探しやすい導線
  • 次に読むべきページが分かる内部リンク
  • 情報が“体系的”に揃っていること

です。


コンテンツ量:LPは絞る/コーポレートは揃える

  • LP:1商品(1サービス)に集中(情報はCVに関係あるものだけ)
  • コーポレート:会社全体の信頼を作るために揃える(会社概要、実績、FAQ、採用 等)

LPに会社情報を詰めすぎると散りますし、コーポレートが薄いと不安が残ります。


デザイン(見せ方)の違い|強弱・余白・CTAの考え方

視線誘導:LPは“読む順番”が命、コーポレートは“探しやすさ”が命

  • LP:見出し→要点→根拠→CTA の強制ルートを作る
  • コーポレート:メニュー、導線、ボタンで迷わないナビを作る

同じ“見やすい”でも、中身が違います。


CTA:LPは頻度と一貫性、コーポレートは文脈一致が重要

  • LP:CTAは複数回出してOK(ただし同じ行動に統一)
  • コーポレート:ページ文脈に合わせてCTAを変える(例:事例→相談/料金→見積/採用→応募)

コーポレートでCTAを統一しすぎると、逆に押されません。


信頼材料:LPは近くに置く、コーポレートは体系的に揃える

  • LP:CTAの“直前”に信頼材料(実績・FAQ・料金目安)を置く
  • コーポレート:実績ページ、料金ページ、FAQページを用意していつでも辿り着けるようにする

よくある失敗パターン7つ(作り分けミス)

  • LPなのにメニューが多く、離脱する(選択肢が増えて迷う)
  • コーポレートなのに情報が薄く、不安が残る(比較検討で負ける)
  • LPが“かっこいい”だけで、刺さらない(誰向けか曖昧)
  • CTAがバラバラで、押せない(LPは特に致命的)
  • 料金・実績・FAQがなく、最後に離脱する
  • スマホ最適が甘く、読まれない
  • 計測設計がなく、改善できない(CV計測・CTAクリックなど)

判断基準|LPを作るべき?コーポレートを整えるべき?

すでに需要があるならLPが効く

検索・広告・SNSなどで「特定サービス」への需要があるなら、
LPでCVを取りにいくのが早いです。


信頼が足りないならコーポレート優先

比較検討で選ばれない、問い合わせの質が低い、指名が増えないなら、
コーポレート側の信頼設計(情報の不足)がボトルネックの可能性が高いです。


最適解は「LP×コーポレート連携」

実務ではこれが最も強いです。

  • LPで獲得(CV入口)
  • コーポレートで補強(実績・会社情報・FAQで安心)

LP単体で無理に全部説明せず、補助線としてコーポレートを使うと成果が安定します。


制作の流れ(おすすめ)|成果から逆算する設計手順

  1. 目的とKPIを確定(LP:CVR/コーポレート:回遊と信頼)
  2. ユーザーの不安と比較軸を洗い出す(料金、実績、納期、体制など)
  3. 必要な情報の置き場所を決める(LP内か、コーポレートに逃がすか)
  4. ワイヤーで導線と順番を固定(デザイン前に)
  5. 計測設計を入れる(CV、CTAクリック、主要導線)
  6. 公開後に改善サイクル(LPは短期、コーポレートは継続)

まとめ:目的と指標を分ければ、デザインの迷いが消える

LPとコーポレートサイトは、同じ“Webデザイン”でも設計思想が違います。
LPは1行動に集中してCVを取りにいく、
コーポレートは信頼と比較検討に耐える器を作る。
この前提で作り分けると、デザインの迷いが消え、成果が出やすくなります。


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Refuでは、現状の集客導線を見ながら「LPが必要か/コーポレートの整備が先か」を整理し、成果から逆算した構成・導線・計測設計まで落とし込む支援を行っています。
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