OGP画像・サムネイルの作り方|SNSでもブランドを統一するデザインルール
2026/08/26
デザイン・ブランディングOGP画像は「記事のおまけ」ではなく、SNS上のファーストビュー
オウンドメディアの記事をSNSやチャットで共有すると、記事タイトルや説明文とあわせて、大きな画像が表示されることがあります。
この画像がOGP画像です。
ホームページのファーストビューは丁寧に作り込んでいても、OGP画像については、
「とりあえず記事内の写真を設定している」
というケースも少なくありません。
しかし、SNS上で初めて企業を知るユーザーにとっては、OGP画像がその企業との最初の接点になる可能性があります。
つまりOGP画像は、単なる記事のおまけではありません。
SNSやチャット上に表示される「小さなファーストビュー」として設計することが重要です。
まず結論:OGPは「ブランド共通部分+記事ごとの違い」で設計する
OGP画像は、記事ごとに毎回まったく異なるデザインを作る必要はありません。
むしろオウンドメディアを継続的に運用するのであれば、共通部分を固定し、記事ごとに必要な箇所だけ変更する方が、ブランドの統一感を保ちやすくなります。
例えば、次のように整理します。
固定する要素
- フォント
- ブランドカラー
- ロゴの位置
- タイトルの配置
- カテゴリの表示方法
- 基本レイアウト
- 余白のルール
記事ごとに変更する要素
- 記事タイトル
- メインキーワード
- 写真・イラスト
- カテゴリ名
- カテゴリカラー
記事が増えるほど、
「このデザイン=この会社の記事」
と認識してもらえる状態を目指しましょう。
OGPとは?まず知っておきたい基本
OGPで設定する主な情報
OGPは「Open Graph Protocol」の略で、WebページがSNSなどで共有された際に、そのページをどのように表現するかを伝えるためのメタデータです。
基本的には、HTMLのhead内へ次のような情報を設定します。
- og:title:ページのタイトル
- og:type:ページの種類
- og:image:共有時に表示する画像
- og:url:ページのURL
さらに、必要に応じて次のような情報も設定できます。
- og:description:ページの説明文
- og:site_name:サイト名
- og:image:width:画像の横幅
- og:image:height:画像の高さ
- og:image:alt:画像の代替テキスト
つまり、OGP画像だけを設定するのではなく、
タイトル・説明文・URL・画像をセットで整える
という認識が重要です。
OGP画像と記事内のアイキャッチ画像は同じでいい?
同じ画像を使用しても問題ありません。
ただし、記事内のアイキャッチ画像とOGP画像では、表示される環境が異なります。
記事内のアイキャッチ画像
→ サイトのデザインや記事タイトルと一緒に表示される
OGP画像
→ SNSやチャットなど、サイト外で単体に近い状態で表示される
そのためOGP画像では、
「この画像だけを見ても、何についてのページかある程度分かる」
ことが重要です。
記事ページ内では近くにタイトルがあるため写真だけでも成立しますが、SNSでは画像が最初に目に入ることもあります。
オウンドメディアでは、OGPとして利用することまで想定してアイキャッチ画像を設計すると、運用しやすくなります。
OGPとGoogle検索の構造化データは別物
OGPと構造化データは混同されることがありますが、役割は異なります。
OGP
→ SNSやチャットなどでページが共有された際の見え方を伝える
構造化データ
→ ページ内の情報の意味を検索エンジンへ明確に伝える
そのため、
「OGP画像を設定すればSEO順位が上がる」
と考えるのは適切ではありません。
OGPはまず、SNSやメッセージアプリで共有された際の見え方とブランド体験を整える施策として考えましょう。
クリックされやすいOGP画像を作る7つのデザインルール
一目で「何についての記事か」が分かるようにする
OGP画像で最も重要なのは、見た目の美しさよりも理解の速さです。
例えば、
「ホームページについて解説」
では内容が曖昧ですが、
「ホームページ制作の費用相場」
であればテーマが具体的に伝わります。
さらにOGP画像内では、
「HP制作費はいくら?」
のように短くすると、小さく表示された場合でも内容を認識しやすくなります。
SNSはスクロールしながら見られるため、ユーザーがその記事について何も知らない状態でも理解できる設計が必要です。
タイトルを全文入れず、短いメッセージに絞る
例えば記事タイトルが、
「ホームページ制作会社の選び方|失敗しないためのチェックポイント10選」
だったとしても、その全文をOGP画像へ入れる必要はありません。
OGP画像では、
ホームページ制作会社
失敗しない選び方
程度まで短くしても、記事テーマは十分に伝わります。
SNS側でも記事タイトルがテキスト表示される場合があるため、画像内では最も伝えたい言葉だけを残す方が視認性を高められます。
重要な情報は中央寄りの安全な範囲に配置する
OGP画像は、SNSやチャットツール、画面サイズによって表示方法が変わる場合があります。
そのため、
- 端ギリギリにタイトルを置く
- ロゴを四隅へ寄せすぎる
- 重要情報を画像の端へ配置する
と、表示環境によって一部が見切れる可能性があります。
特に、
- タイトル
- ロゴ
- カテゴリ名
などの重要情報は、多少トリミングされても残る中央寄りの範囲へ配置するのがおすすめです。
小さく表示されても読める文字サイズにする
制作画面では十分な大きさに見えていても、SNS上ではOGP画像がかなり縮小されることがあります。
公開前には、実際の表示を想定して小さく縮小して確認しましょう。
チェックしたいポイントは次のとおりです。
- スマートフォンでもタイトルを読めるか
- 細すぎるフォントを使用していないか
- 背景と文字のコントラストが十分か
- 補足情報を入れすぎていないか
- 重要な文字が小さくなっていないか
PCの制作画面できれいに見えることより、スマートフォンの小さな表示でも伝わることを優先します。
色・フォント・ロゴのルールを固定する
オウンドメディアでブランドを積み上げるには、OGP画像にも統一感が必要です。
例えば、
記事A:青+ゴシック体
記事B:赤+明朝体
記事C:緑+手書き風フォント
のように毎回デザインが変わると、同じ企業が発信している記事だと認識されにくくなります。
最低限、
- ブランドカラー
- 使用フォント
- ロゴの位置
- タイトルの配置
- 余白
はルール化しましょう。
Webサイトのデザインガイドラインを作成している場合は、OGP画像のデザインルールも一緒に定めておくと運用しやすくなります。
写真・イラストは「内容を補足するため」に使う
写真やイラストを入れる場合は、
「このビジュアルによって記事内容が伝わりやすくなるか」
を基準に判断します。
例えば、
Webデザインの記事
→ PC画面や制作風景
採用の記事
→ 社員や職場、面談風景
製造業の記事
→ 工場、設備、製品
などです。
単に空白を埋めるためだけに写真を入れると、情報量が増えてタイトルが伝わりにくくなることがあります。
文字だけで十分に伝わる場合は、写真を使わないことも選択肢です。
シリーズ記事は一覧で見たときの統一感を作る
オウンドメディアでは、OGP画像を1枚だけで判断するのではなく、10枚、20枚と並んだ状態で考えることが重要です。
例えば、
- ホームページ制作の基本:青系
- リニューアル・運用:緑系
- 集客・マーケティング:オレンジ系
- デザイン・ブランディング:別のテーマカラー
のように、カテゴリ別に色を分ける方法があります。
ただし、カテゴリごとに色を変える場合でも、
フォント・ロゴ・レイアウトは共通
にすると、サイト全体のブランド感を維持しやすくなります。
OGP画像のおすすめ構成テンプレート3パターン
メディア記事型|タイトルを主役にする
オウンドメディアで最も運用しやすい形式です。
構成例
上部
カテゴリ名
中央
記事のメインキーワード・短縮タイトル
下部
企業ロゴ・メディア名
背景
ブランドカラー+シンプルな図形や装飾
この形式には、
- 記事を継続的に作りやすい
- タイトルを読みやすい
- 統一感を出しやすい
- 毎回写真を探す必要がない
というメリットがあります。
写真型|人物・商品・施工事例を主役にする
写真そのものに説得力がある業種では、写真を主役にしたOGP画像が向いています。
例えば、
- 建築・工務店
- 美容
- 飲食
- 製造業
- 採用
- 観光
などです。
構成例
左側
短いタイトル
右側
人物・商品・施工写真
下部
ロゴ・カテゴリ名
写真を使う場合は、文字を載せるスペースまで考えて撮影・トリミングすることがポイントです。
ブランド型|コピー+ブランドカラーで印象を残す
企業の考え方やブランディングを伝える記事では、短いコピーを大きく見せる方法もあります。
例えば、
「かっこいいだけでは、伝わらない。」
というコピーに、ブランドカラーとロゴだけを組み合わせるデザインです。
あえて情報量を減らすことで、印象を強めることができます。
やってはいけないOGP画像7つ|クリックされにくい典型例
記事タイトルを全文詰め込む
文字数が多いほど文字サイズが小さくなり、スマートフォンで読みにくくなります。
OGP画像用にタイトルを短く編集することが重要です。
小さな文字を大量に入れる
サブタイトル、説明文、URL、会社名、カテゴリ、投稿日など、すべてを入れる必要はありません。
重要度を決めて、不要な情報を削りましょう。
背景写真と文字が同化している
写真の上へそのまま文字を載せると、背景によって可読性が大きく変わります。
必要に応じて、
- オーバーレイ
- グラデーション
- 文字背景
- 影
などを使い、文字が確実に読める状態を作ります。
記事ごとにデザインが変わる
1枚ずつを見ると魅力的でも、記事ごとにデザインがバラバラではブランドとして積み上がりません。
「同じメディアの記事だと分かる」
ことを優先しましょう。
ロゴが大きすぎる
企業名を覚えてもらうためにロゴを大きくしすぎると、記事テーマが伝わりにくくなります。
基本的には、
記事テーマ > ブランド情報
の順番で認識してもらえる設計がおすすめです。
フリー素材だけで構成する
よく見かけるビジネス系のフリー素材を毎回使うと、他の記事や他社との違いが分かりにくくなります。
写真が記事理解に必要でなければ、タイポグラフィとブランドカラーだけで構成する方法も有効です。
SNSで確認せず、そのまま公開する
制作データ上では問題がなくても、実際にシェアすると、
- 文字が切れる
- 画像が更新されない
- 古い画像が表示される
- タイトルが意図と異なる
- トリミングによって重要部分が見えない
といった問題が起きることがあります。
OGPは公開後の表示確認まで含めて制作と考えましょう。
記事を量産しても崩れないOGPデザインルールの作り方
固定する要素と変更する要素を分ける
OGP画像を継続的に制作する場合は、毎回ゼロからデザインしない仕組みを作ります。
固定する要素
- 画像サイズ
- ロゴ
- フォント
- レイアウト
- 基本カラー
- 余白
- タイトルの最大文字数
変更する要素
- 記事タイトル
- キーワード
- 写真
- カテゴリ
固定部分を増やすことで、更新担当者が変わっても品質を保ちやすくなります。
カテゴリごとにルールを作る
記事数が多いオウンドメディアでは、
カテゴリ=テーマカラー
という設計も有効です。
ただし、色だけに依存すると分類が伝わらない場合があります。
カテゴリ名+テーマカラー
の両方で示すと、分かりやすくなります。
Canva・Figmaなどでテンプレート化する
更新担当者がデザイナーではない場合は、テンプレート化が特に重要です。
例えば、
- タイトル入力欄
- カテゴリ変更欄
- 写真差し替えエリア
のみ変更できるようにしておきます。
さらに、
- 文字サイズは変更しない
- 新しい色を追加しない
- ロゴ位置を移動しない
- タイトルは〇文字以内
- 使用フォントを変更しない
といった変更してはいけないルールまで決めておくと、品質が安定します。
公開前に実際の縮小サイズで確認する
最終確認では、OGP画像を原寸サイズだけで見ないようにしましょう。
スマートフォンで表示される程度まで縮小し、
- タイトルを読めるか
- 最初にどこへ目が行くか
- 記事テーマを理解できるか
- ロゴが邪魔になっていないか
- 他の記事と並べても統一感があるか
を確認します。
OGP設定で最低限確認したい技術項目
OGPはデザインだけでなく、サイト側の設定も重要です。
オウンドメディアであれば、最低限次の情報が適切に出力されているか確認しましょう。
- og:title
- og:description
- og:image
- og:url
- og:type
必要に応じて、
- og:site_name
- og:image:width
- og:image:height
- og:image:alt
なども設定します。
CMSを利用している場合は、記事ごとにOGP画像やタイトルを変更できる仕組みにしておくと運用しやすくなります。
WordPressの場合は、テーマやSEO系プラグインからOGPタグが自動出力されているケースもあります。
独自実装を追加するときは、同じOGPタグが複数箇所から重複して出力されていないかも確認しましょう。
SNSごとの見え方が違うことを前提に設計する
OGP画像を1枚設定しても、すべてのSNSやチャットサービスで完全に同じ形で表示されるとは限りません。
サービス側によって、
- 画像がトリミングされる
- タイトルの表示行数が変わる
- 説明文が省略される
- 表示レイアウトが変わる
ことがあります。
そのため、
「画像の端まで使い切るデザイン」より、「多少トリミングされても成立するデザイン」
を目指すことが重要です。
また、SNS側に古いOGP情報がキャッシュされ、画像を変更してもすぐに反映されない場合もあります。
OGPを変更した際は、必要に応じて各サービスで表示を再確認しましょう。
著作権・ロゴ・実績表現の注意点
OGP画像はWebサイト内だけではなく、SNSやチャットなどサイト外にも表示されます。
そのため、使用する素材や表現の権利関係にも注意が必要です。
写真・イラスト
次の点を確認します。
- 商用利用できる素材か
- SNS上での表示も利用範囲に含まれるか
- 加工が認められているか
- クレジット表記が必要か
ネット上で見つけた画像を、そのままOGP画像として利用することは避けましょう。
他社ロゴ
制作実績や導入実績として顧客企業のロゴを使用する場合でも、無断で使用してよいとは限りません。
特に、
Webサイトの実績ページへの掲載許可
と、
OGP画像やSNS投稿などのクリエイティブへの利用許可
は、利用範囲が異なる場合があります。
掲載許諾を取る際に、使用媒体まで確認しておくと安全です。
人物写真
社員、顧客、モデルなど人物が写る写真についても、Webサイトだけでなく、SNSで共有された際にも表示されることを想定して許諾範囲を確認します。
「No.1」「〇%増」「業界最安」などの表示
OGP画像は目立ちやすいため、強い数字やキャッチコピーを入れたくなることがあります。
例えば、
- No.1
- 満足度98%
- 問い合わせ3倍
- 業界最安
- 必ず成果が出る
といった表現です。
しかし、画像内の表現であっても自由に掲載できるわけではありません。
数値や比較表現を使用する場合は、
- 調査対象
- 調査方法
- 集計期間
- 比較条件
- 数値の根拠
などを確認する必要があります。
OGP画像もユーザーに対する表示物の一部として、誤認を招かない表現を心がけましょう。
OGP画像チェックリスト
デザイン
- 一目で記事テーマが分かる
- 記事タイトルを全文詰め込んでいない
- 画像内のメッセージが短い
- スマートフォンサイズでも文字を読める
- 背景と文字に十分なコントラストがある
- 重要情報を画像の端に置いていない
- ロゴが大きすぎない
ブランド
- 使用フォントが統一されている
- ブランドカラーが統一されている
- ロゴ位置が統一されている
- 記事ごとに基本レイアウトが変わっていない
- カテゴリごとのルールが決まっている
- 過去記事と並べても同じメディアだと分かる
運用
- OGP画像がテンプレート化されている
- 更新担当者向けのルールがある
- タイトルが長い場合の省略ルールがある
- 写真あり・写真なしのパターンを用意している
- 公開後にSNSやチャットで見え方を確認している
技術設定
- og:titleが設定されている
- og:descriptionを確認した
- og:imageが記事ごとに適切に設定されている
- og:urlが正しい
- og:typeがページ内容に合っている
- 必要に応じて画像サイズや代替テキスト情報も設定している
- OGPタグが重複して出力されていない
権利・表現
- 写真・イラストの利用権を確認した
- 他社ロゴの掲載許可を確認した
- 人物写真の利用範囲を確認した
- 「No.1」「〇%」などの数値表現に根拠がある
- 誤認につながる強い表現を使用していない
まとめ:OGPまで揃えると、サイトの外でもブランドが積み上がる
OGP画像は、単なるSNS用のサムネイルではありません。
ユーザーが、
「この記事を読んでみよう」
「この会社は信頼できそうだ」
と判断する最初の接点になる可能性があります。
だからこそ、
- 何の記事か一瞬で分かる
- 小さく表示されても読める
- ブランドらしさがある
- 他の記事と並べても統一されている
- 記事数が増えても品質が崩れない
という状態を目指すことが重要です。
毎回、派手で目立つ画像を作る必要はありません。
むしろ、
ブランドカラー・フォント・ロゴ・レイアウトを固定し、記事ごとにタイトルやビジュアルだけを適切に変更する。
この積み重ねが、SNS上でも企業のブランド認知を育てていきます。
サイト内だけではなく、
「シェアされた後までデザインする」
ところまで考えることで、WebサイトとSNSをまたいだブランド体験につながります。
オウンドメディア・OGPデザインの設計ならRefuへ
Refuでは、ホームページ本体だけでなく、オウンドメディアの記事一覧・アイキャッチ・OGP・SNSでシェアされた際の見え方まで含めて、サイトの外でもブランドが崩れないデザイン設計をご提案しています。
「記事を増やしているがサムネイルに統一感がない」
「更新担当者が変わっても崩れないOGPテンプレートを作りたい」
「記事一覧からSNS共有まで一貫したデザインに整えたい」
といった場合も、お気軽にご相談ください。
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