“なんとなく見づらい”を解決する情報設計|見出し・箇条書き・図解の使い分け
2026/05/27
デザイン・ブランディング見づらいサイトは“デザイン”ではなく「情報の順番と塊」が崩れている
「なんとなく見づらい」「読みにくい」と言われるサイトは、フォントや色より先に、だいたいここが崩れています。
- 情報の順番がバラバラ(結論が遅い/話が飛ぶ)
- 情報の塊が大きい(段落が切れていない/長文が続く)
- 拾い読みできない(見出しが弱い/要点が見えない)
つまり、問題は“見た目の装飾”というより、情報の出し方(情報設計)です。
情報設計が整うと、同じデザインでも「急に読みやすく」なります。
まず結論:情報設計は「結論→理由→具体→次の行動」で整えると読まれる
読まれるページは、だいたいこの順番でできています。
- 結論(何が言いたいか)
- 理由(なぜそう言えるか)
- 具体(例・手順・根拠)
- 次の行動(CTA/内部リンク)
この順番を守るだけで、ユーザーのストレスが減り、理解が早くなります。
特にスマホでは、結論が遅い=戻るなので効果が大きいです。
“なんとなく見づらい”の正体|よくある原因6つ
見出しが弱く、どこから読めばいいか分からない
見出しが「概要」「詳細」など抽象だと、拾い読みできません。
見出しは内容そのものを言い切ると強くなります。
例:
- ×「特徴」 → ○「選ばれる理由は“3つの強み”」
- ×「サービス内容」 → ○「できること/できないこと」
文章が長く、情報の塊が大きい(段落が切れていない)
1段落が長いほど、読む気が落ちます。
Webは“読み物”ではなく“探し物”なので、短い段落+小見出しが基本です。
箇条書きにすべき所が文章のまま
比較・列挙・条件が文章のままだと、脳が疲れます。
次の内容は、文章にしない方が伝わります。
- 特徴の並列
- メリット/デメリット
- 必要なもの(持ち物・準備)
- 条件(対象・料金・対応範囲)
- 手順(ステップ)
図解にすべき所が文章のまま(関係性が伝わらない)
文章が長いのに伝わらない時は、関係性が原因です。
- 流れ(A→B→C)
- 構造(全体→内訳)
- 比較(AとBの違い)
- 導線(入口→次のページ→問い合わせ)
これらは文章より、図解・表・カードの方が一瞬で伝わります。
重要度の強弱がなく、全部同じに見える
見出しも本文も同じ見た目だと、何が重要かわかりません。
強弱は次の順で作ると安全です。
- 見出し(階層)で強弱
- 箇条書きで要点化
- 太字は“要点のみ”(多用すると逆効果)
次に読むべきページ(導線)がない
「読んだのに、次に何をすればいいか分からない」と離脱します。
各ページに、必ず “次の1ページ” を置きましょう。
例:
- サービスページ → 実績/料金/FAQ
- 記事 → 関連記事/サービス紹介
- 料金 → 見積/無料相談
使い分けのルール|見出し・箇条書き・図解はこう決める
見出し:ページの“地図”を作る(拾い読み前提)
見出しは「読む順番」を作る役割です。
目安として、ページをスクロールしたときに見出しだけ読んで
内容が8割わかるくらいが理想です。
箇条書き:比較・列挙・手順は文章にしない
次の文章が出てきたら、箇条書きに変換します。
- 「〜は、AとBとCです」
- 「〜には、①②③があります」
- 「〜するには、まず…次に…」
箇条書きは、理解を早める“UI”です。
図解:関係性・流れ・構造は“見せた方が早い”
図解にする判断基準はシンプルです。
- 文章で説明すると長くなる
- 関係性が複雑
- 比較や流れがある
→ この場合は図解・表が勝ちます。
文章:背景・補足・ニュアンスは文章が向く
文章が向くのは、次のような“温度”のある情報です。
- ストーリー
- 想い
- こだわり
- 注意事項の補足(条件など)
ただし、文章にするなら 短く区切るが前提です。
ページ別テンプレ|中小企業サイトで頻出の型
サービスページの型(おすすめ)
- 誰向けか(対象)
- 何が得られるか(結論)
- 強み(箇条書き+アイコン)
- 流れ(ステップ図)
- 実績(事例カード)
- 料金目安/FAQ(不安解消)
- CTA
料金ページの型(おすすめ)
- まず結論(料金の目安・プラン)
- 内訳(表)
- 条件(箇条書き)
- よくある質問(不安解消)
- CTA
※誤認を避けるため、条件・範囲・追加費用の可能性は明記(景品表示法の観点でも安全)
実績・事例ページの型(おすすめ)
- 成果(サマリー)
- 課題(Before)
- 施策(What/How)
- 成果(After)
- お客様の声
- 導線(類似事例/CTA)
改善の進め方|最短で見づらさを直す5ステップ
- ページの目的(1行)を決める(何をしてほしいページか)
- 結論を冒頭に置く(3秒で分かる)
- 見出しを“言い切り型”に直す(地図を作る)
- 箇条書き化・図解化で塊を分解(読む負担を減らす)
- 次の導線(内部リンク/CTA)を置く(離脱を防ぐ)
このまま使えるチェックリスト
- 見出しだけで内容がだいたい分かる
- 結論が冒頭にある
- 1段落が長すぎない
- 比較・列挙・条件は箇条書きになっている
- 流れ・構造・比較は表や図解で見せている
- 太字は要点だけ(多用していない)
- 各ページに“次の1ページ”がある(導線がある)
まとめ:情報設計を直すと、デザインを変えなくても読まれる
“なんとなく見づらい”は、デザイン以前に情報の順番と塊の問題であることがほとんどです。
見出し・箇条書き・図解を正しく使い分けて、結論→理由→具体→行動の順で整えると、同じデザインでも「伝わるページ」に変わります。
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