ヘッダー・グロナビの正解は?迷わせないメニュー設計の基本
2026/06/24
デザイン・ブランディンググロナビで迷わせると、良いコンテンツでも読まれない
ヘッダーやグローバルナビゲーション(グロナビ)は、サイト全体の“案内板”です。
ここが分かりにくいと、ユーザーは次のような状態になります。
- 欲しい情報にたどり着けない
- どこを見ればいいか分からない
- 比較検討が進まず離脱する
つまりグロナビは、デザインの問題ではなくUI/UXに直結する重要な要素です。
良いコンテンツがあっても、必要なページへ案内できなければ成果にはつながりません。
まず結論:メニューは「探す導線」ではなく“決める導線”として設計する
よくある誤解が、「メニューはすべてのページへの入口を並べるもの」という考え方です。
しかし実際は違います。
本来のグロナビは、
- ユーザーが迷わず判断できる
- 次に見るべきページが分かる
- 問い合わせや資料請求につながる
ための導線です。
項目を増やすほど親切に見えますが、実際には選択肢が増え、迷いも増えてしまいます。
メニュー設計で押さえるべき3つの原則
ユーザーの目的別に並べる
グロナビは社内都合ではなく、ユーザーの行動順で設計します。
多くのユーザーは次の流れで情報を探します。
- 何をしている会社か知りたい
- 信頼できるか確認したい
- 費用感を知りたい
- 自社に合うか判断したい
- 問い合わせしたい
そのため、
- サービス
- 事例
- 料金
- FAQ
- 問い合わせ
の順番が分かりやすいケースが多くなります。
迷う要素を減らす
ユーザーが迷う原因は主に次の3つです。
- 項目数が多すぎる
- 言葉が抽象的
- 階層が深すぎる
改善の基本は「増やす」ではなく「減らす」です。
次の行動を見せ続ける
グロナビの役割は回遊だけではありません。
問い合わせや資料請求など、行動につなげることも重要です。
そのため、
- お問い合わせ
- 無料相談
- 資料請求
などのCTAは常に見える位置に配置しましょう。
スマホの場合は電話ボタンやLINE導線も有効です。
項目数の目安|多すぎると迷い、少なすぎると不安になる
PCは5〜7項目が基本
中小企業サイトの場合、グロナビは5〜7項目程度が最も見やすい傾向があります。
それ以上になる場合は、項目の統合を検討しましょう。
スマホは優先導線だけを表示する
スマホでは画面が狭いため、優先度の高いページを中心に構成します。
優先度が高いページの例
- サービス
- 事例
- 料金
- FAQ
- お問い合わせ
会社概要や採用情報、ブログなどは下層に配置しても問題ありません。
サービスが多い場合は整理する
サービスが多い場合は、そのまま並べないようにします。
目的別で整理する例
- 集客したい方へ
- 採用したい方へ
- ブランディングを強化したい方へ
対象別で整理する例
- 新規ホームページ制作
- サイトリニューアル
- 運用改善サポート
ユーザーが選びやすい軸で整理することが重要です。
並び順の正解|ユーザーが探す順番で配置する
最初に置くべきはサービス
ユーザーはまず、
「何をしてくれる会社なのか」
を確認します。
サービスが見つけにくいサイトは、それだけで不利になります。
次に置くべきは信頼情報
比較検討で重要なのは次の3つです。
- 事例
- 料金
- FAQ
これらは迷わず見つけられる位置に配置しましょう。
会社概要は後ろでも問題ない
会社概要は重要ですが、多くのユーザーは最後に確認します。
そのため、
サービス → 事例 → 料金 → FAQ → 会社概要
という流れが自然です。
※採用サイトの場合は例外もあります。
ラベル(メニュー名)の付け方
抽象語は避ける
次のような表現は、何があるのか分かりにくくなります。
NG例
- 事業内容
- 特徴
- こだわり
改善例
- サービス
- 選ばれる理由
- 事例
ユーザーが見ただけで内容を想像できる言葉を選びましょう。
ユーザーが使う言葉に寄せる
社内用語ではなく、ユーザーが検索・利用する言葉を使います。
例えば、
- 制作実績 → 事例
- サポート内容 → サービス
のように、より分かりやすい表現へ置き換えます。
粒度を揃える
メニュー内の表現は統一感が重要です。
良い例
- サービス
- 事例
- 料金
- FAQ
- 会社概要
悪い例
- サービス
- 実績紹介
- お問い合わせする
- 会社情報
名詞と動詞が混在すると読みにくくなります。
スマホのハンバーガーメニュー設計
1画面で全体像が見えるようにする
メニューを開いた瞬間に主要導線が見える構成が理想です。
階層が深くなるほど離脱率は上がります。
タップしやすさを優先する
スマホは指で操作するため、押しやすさが重要です。
確認したいポイント
- 文字が小さすぎない
- 項目同士が近すぎない
- 行間や余白が十分ある
問い合わせ導線を常に見せる
スマホでは「今すぐ問い合わせたい」が起こりやすくなります。
そのため、
- 電話ボタン
- 問い合わせボタン
- LINE相談ボタン
などを適切に配置しましょう。
よくあるNG例7つ
項目が10個以上ある
選択肢が多すぎて迷います。
抽象的なラベルばかり
内容が想像できずクリックされません。
サービスが整理されていない
何を提供している会社か分かりません。
会社情報が先頭にある
サービスより先に会社概要を見せても成果につながりにくくなります。
CTAがない
次に何をすれば良いか分かりません。
スマホで押しづらい
小さすぎるボタンや狭い余白は離脱の原因になります。
重要ページへたどり着きにくい
料金・事例・FAQが見つけにくい状態は機会損失につながります。
改善の進め方|最短で成果につなげる手順
ユーザーの目的を整理する
まずはユーザーが何を探しているか整理します。
項目を5〜7個に絞る
不要な項目は統合します。
ラベルを見直す
抽象語をやめて具体的な表現へ変更します。
並び順を最適化する
次の順番を基本に考えます。
サービス → 信頼 → 不安解消 → 行動
スマホを最優先で確認する
余白・階層・CTA配置を見直します。
このまま使えるグロナビ構成テンプレ
制作会社・運用支援会社向け
- サービス
- 事例
- 料金
- よくある質問
- 会社概要
- お問い合わせ
※お問い合わせはボタン化がおすすめです。
サービスが多い場合
- 集客したい方へ
- 採用したい方へ
- ブランドを整えたい方へ
- 事例
- 料金
- お問い合わせ
目的別に整理すると迷いにくくなります。
まとめ:グロナビは“会社案内”ではなく“導線設計”
ヘッダーやグローバルナビゲーションは、単なるページ一覧ではありません。
成果につながるグロナビは、
- 項目数を絞る
- 分かりやすい言葉を使う
- ユーザーの行動順に並べる
- CTAを見える位置に置く
という基本を押さえています。
サービス → 信頼 → 不安解消 → 行動
この流れで設計するだけでも、回遊率や問い合わせ率は改善しやすくなります。
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