サイトマップ作成の基本|リニューアルで迷わないページ設計の決め方

サイトマップ作成の基本|リニューアルで迷わないページ設計の決め方

目次

サイトマップとは?リニューアルの成否を左右する“設計図”

サイトマップとは、サイト全体のページ構成を一覧化したものです。
リニューアルでは、このサイトマップが「何を作るか」「何を残すか」「どう繋ぐか」の基準になります。

よくある誤解は「サイトマップ=ページのリスト」ですが、実務ではもう少し踏み込みます。
ページの役割(目的)/階層(親子関係)/導線(回遊)/URL方針まで含めて初めて、リニューアルの設計図になります。


なぜサイトマップが重要なのか|手戻り・迷走・コスト増を防ぐ

リニューアルが迷走する一番の原因は、「何を作るか」が途中で変わることです。
サイトマップが固まっていないと、次が起きやすくなります。

  • ページ追加が止まらない(あれも必要、これも必要)
  • デザインが進まない(ページ数・要素が不確定)
  • 原稿が間に合わない(作る量が読めない)
  • SEOを落とす(URL変更や統合が行き当たりばったり)

逆に言えば、サイトマップが固まれば、制作は一気に進みます。


サイトマップ作成の前に決めるべき3つの前提(ここが要件定義)

目的(KGI/KPI)とターゲット

まず、「誰に」「何をしてほしいサイトか」を決めます。

  • 目的:問い合わせを増やす(KPI:フォーム送信)
  • ターゲット:地域の中小企業の経営者・担当者

目的が違えば、必要なページも導線も変わります。


提供サービスと強み(訴求軸)

サイトの中で何を一番伝えるのかを決めます。
強みが整理されていないと、ページが増えても成果に繋がりません。


運用体制(更新する人・頻度・承認フロー)

運用できない構成は、リニューアル直後から崩れます。

「実績を月2回追加する」「採用情報は人事が更新する」など、運用前提でページを決めます。


作り方①:現状サイトの棚卸し(残す/統合/削除)

流入ページ・成果ページを特定する(守る資産)

最初にやるべきは、現状サイトで成果を出しているページの特定です。

具体的には次の観点で「守るページ」を洗い出します。

  • 検索流入が多いページ(サーチコンソール)
  • 問い合わせに貢献しているページ(GA4のランディング)
  • 被リンクが付いているページ(外部リンク)

これを無視すると、リニューアルで順位・流入が落ちやすくなります。


重複・古い情報を整理する(統合のチャンス)

似た内容のページが複数あると、ユーザーも検索も迷います。
このタイミングで、統合・整理して“強いページ”にまとめるのがコツです。


削除は慎重に(SEO・外部リンクの影響)

削除していいのは「価値がない」ページだけです。
価値があるページを削除するなら、内容が近いページへ301で引き継ぐ設計が必要です。


作り方②:必要ページを洗い出す(抜け漏れ防止の型)

企業サイトの基本セット(最低限)

まずは最低限の土台です。

  • トップ
  • サービス(事業紹介)
  • 会社概要
  • 実績・事例(無ければ導入の流れや特徴を厚く)
  • よくある質問
  • お問い合わせ(導線含む)
  • プライバシーポリシー

BtoBで成果が出やすい追加ページ

BtoBは比較されます。比較時に効くページを追加すると強いです。

  • 料金目安/プラン
  • 選ばれる理由(強み)
  • 対応範囲・対応エリア
  • 制作の流れ/導入までの流れ
  • お客様の声(可能なら)

採用強化・ブランディング強化の追加ページ

目的に応じて追加します。

採用

  • 募集要項
  • 社員インタビュー
  • 福利厚生
  • 選考フロー

ブランド

  • 理念
  • 代表メッセージ
  • ストーリー
  • メディア掲載

作り方③:階層設計(深さ・分類・一覧)を決める

階層は深くしすぎない(3クリック目安)

ユーザーは深い階層に潜るほど離脱しやすくなります。
目安は「トップから3クリック以内で重要情報へ到達」です。


カテゴリ設計(サービス/課題/業種など)

ページが増えると分類が必要になります。よくある分類は次の通りです。

  • サービス別(制作、運用、広告など)
  • 課題別(集客、採用、ブランディングなど)
  • 業種別(製造業、医療、士業など)

どれを採用するかは、ターゲットの探し方に合わせます。


一覧ページを作る(回遊とSEOの土台)

事例やブログは「一覧ページ」が重要です。
一覧があると回遊が増え、内部リンク構造も強くなり、SEOの土台になります。


作り方④:導線設計(メニュー・内部リンク・CTA)を入れる

グロナビに載せるもの/載せないもの

グロナビは「重要ページだけ」に絞る方が迷いが減ります。

載せる例

  • サービス
  • 事例
  • 料金
  • 会社情報
  • お問い合わせ

載せない例

  • 細かい下層
  • 古い記事
  • 枝葉ページ

主要導線(記事→サービス、事例→問い合わせ)

成果が出るサイトは、導線が設計されています。

  • 記事→関連サービス(CTA)
  • 事例→同じ課題のサービス→問い合わせ
  • 料金→不安解消(FAQ)→問い合わせ

CTA配置の考え方(迷わせない)

CTAは多すぎると迷います。
「このページの目的は何か」を決めて、CTAも1〜2種類に絞るのが基本です。


作り方⑤:URL方針と移行の準備(後から変えると痛い)

URLは原則変えない/変えるなら301前提

URLを変えると、SEOの引き継ぎ(301)が必要になります。
可能なら現状の資産URLは維持し、どうしても変える場合は最初から301を前提にします。


URL命名のルール(短く・意味が伝わる)

URLは「短く」「意味が伝わる」ことが重要です。

  • /service/
  • /case/
  • /price/

日本語URLや記号だらけは避ける方が無難です。


段階公開(フェーズ分け)をサイトマップに組み込む

原稿が揃わない・優先度が違う場合は、サイトマップにフェーズを付けます。

  • フェーズ1:公開必須(コアページ)
  • フェーズ2:比較検討強化(事例・料金・FAQ拡充)
  • フェーズ3:集客強化(ブログ・コンテンツSEO)

こうしておくと、リニューアルが止まりません。


サイトマップのチェックリスト(制作会社に渡す用)

制作会社に渡す前に、次を確認します。

  • 目的(KGI/KPI)とターゲットが一行で説明できる
  • ページの役割(誰に何を伝えるか)が整理されている
  • 残す/統合/削除の方針が決まっている
  • 重要ページが3クリック以内にある
  • グロナビの項目が絞れている
  • 記事・事例の一覧ページがある
  • 内部リンクの主要導線が描けている
  • URL方針(変更有無・命名)が決まっている
  • 段階公開のフェーズが決まっている(必要な場合)

まとめ:サイトマップが固まると、制作は一気に進む

サイトマップは、リニューアルの迷いを減らす“設計図”です。

目的・ターゲット・運用体制を前提に、現状資産を棚卸しし、必要ページを洗い出し、階層と導線、URL方針まで決める。

ここまで固まれば、デザインも原稿もブレなくなり、リニューアルはスムーズに進みます。


無料相談

Refuでは、現状分析からサイトマップ設計(棚卸し・統合方針・導線設計・URL方針)、段階公開の計画まで一括で支援しています。
「ページが増えすぎてまとまらない」「何を残すべきか分からない」など、お気軽にご相談ください。

無料相談はこちらから

その他おすすめ記事はこちら

サイトリニューアルの要件定義|目的・KPI・優先順位の決め方

301リダイレクト完全ガイド|SEOを落とさずURL変更する手順と注意点

リニューアルで原稿が間に合わない時の現実的な進め方|優先順位と段階公開

リニューアル前に必ずやるべき現状分析|GA4×サーチコンソール×ヒートマップの使い分け

Contact us

あなたの想いをお聞かせください

無料のお見積もりのご依頼や
WEBデザイン、名刺、パンフレットなどの
制作について
ご相談したい方はこちらから

コラム一覧へ戻る

おすすめ記事

コンバージョン率を上げる導線設計とは?成果を生むページ構成の考え方

コンバージョン率を上げる導線設計とは?成果を生むペ…

定期更新がSEOに効く理由|月1回のメンテナンスで変わる効果

定期更新がSEOに効く理由|月1回のメンテナンスで…

公開後に差がつく!リニューアル成功企業の特徴と改善ステップ

公開後に差がつく!リニューアル成功企業の特徴と改善…

Contact us

WEB制作に関するお悩みがある方は
お気軽にご相談ください。